★18 イツモノ、コーヒーヤ/
貴水 水海
僕は駅前のコーヒー屋で
君の帰りを待つ
僕と君は
休みがちがうから
君が仕事から
帰ってくるのを
このコーヒー屋で待つ
君も僕がいるのを
知っていたから
見上げて手を振る
僕も
ほんのちょっと手を振る
僕が1番
喜びを噛みしめる時だったよ
だから今日も
いつものコーヒー屋の
窓側に座る
ただ君を想うだけだよ
今の僕は何も約束できないけど
君の事は大事に想っているよ
聴こえるかい
僕の心の声が
戻る
編
削
Point
(1)