ベジマイト/LUKE
 
君のはじける姿は
幼い日の風船のように
希望で膨らむばかりだから
僕は思わず手を放して
遠くに飛ばしてみたくもなる

君のうつむく横顔は
やぶれた日の夕焼けのように
そっと時を抱きしめるから
心の痛みが淡く揺らいで
いつか優しくなれそうだ

少女よ
君のかたくななまなざしに浮かんだ
たった一粒の涙に
今世界が輝いて見える

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