さよなら。/
和歌こゆみ
引き寄せた時の腕のつよさと
髪を撫でる繊細な指の動き
いまも代え難いもののように
夢にまでみる
わたしを襲う
世界に光だけ溢れても
貴方をきっと見つけられるわ
すがりたいならすがりなさい
崩れるまで与えましょう
無駄のない肢体をさらして
溺れるがいい 飽き果てるまで
戻る
編
削
Point
(1)