さよなら。/和歌こゆみ
 
引き寄せた時の腕のつよさと
髪を撫でる繊細な指の動き
いまも代え難いもののように
夢にまでみる
わたしを襲う
世界に光だけ溢れても
貴方をきっと見つけられるわ


すがりたいならすがりなさい
崩れるまで与えましょう



無駄のない肢体をさらして
溺れるがいい 飽き果てるまで




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