月/
maumi
真昼の月の白さ程
僕の心は精錬ではないのです
真昼の月の朧ほど
僕の仕草は控えめではないのです
今見せた手は汚れているでしょ
決して仕事で付いた汚れではないのです
それでもついてくると言うあなたの目は
暁の夜明けのようでもあり
宵月の灯火のようでもあり
きらきらと
舞い落ちる星のように
今見た光も見失うほど
あなたに降り注ぐ
見上げる空に
潤む月
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