「戦火の涙」/
海月
語りだした
両親の死 友達の死 恩人の死
それでも彼女は「生きるため」に僕の所へ来たと言う
僕は自然と涙が零れた
だけどそれは彼女の涙よりも軽かった気がした
「戦火の涙」と名付けた少女の涙
僕は永遠に忘れはしないだろう
明日を生きるために昨日のこと忘れようとする
だけどそれは生きてきた証だから忘れないで
「戦火の涙」この詩が誰かに届きますように
僕は世界の表で歌い続けています
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