曇った窓ガラスに明日を描こう/腰抜け若鶏
優しさなんて何の意味があるの？ 君は真顔で尋ねたのに
自分のためさ なんて曖昧な返事しかできなかった
毎日毎日 先をせかす足音が後ろから聞こえてくる
欲しいものは他人からひったくって 邪魔な奴はぶん殴ってさ
汚れちまったこの手でいつか自分の子供を抱くのかな？
その時できる唯一の説教は 俺のような大人にはなるな
時々すべてが嫌になってさ ワァーと泣き叫んみたいけど
結局何も変わらないって気付くだけ 涙ぐんだ目をこすって
ため息で曇った窓ガラスに確かな明日を描こう
簡単に消えないようにしっかりとその形をなぞってさ
幸せなんて本当にどこかにあるの？ 君が真剣に聞いた
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