緑詩歌/
木立 悟
つめる
ゆるやかに
白に書かれる白の線を見る
緑に書かれる飛沫の円を見る
星図公園
広場に描かれた星雲の上を
星座から星座へと
ひびく声 かける足 そよぐ腕
遠い 遠い
未来の子供たちを見ているようだ
星座から星座へ
星座から星座へ
私の前のすべてが誘う
私の前のすべてが誘う
騒明よ
次々と散っては実をつける騒明よ
内なる不可視の絶え間なき
私の月を照らし出せ
私の祭を照らし出せ
戻る
編
削
Point
(1)