新・白雪姫/ukiha
 
みつづけ、そして意識が薄れていきました。

部屋に倒れこんだ白雪姫を見たボディーガードは一瞬彼女が死んだのかと思いましたが、そこはバカのやること、薬の分量を間違え、姫は眠っているだけでした。
酒とドラッグに酔い潰れた姫を見て、バカな男はチャンスだと思いました。
この自意識過剰で可愛いわがまま女が今、自分の目の前で眠っている。しばらく目は覚まさないだろう。
ヤルなら今だ。
そこで男は姫が目を覚まさないうちに、急いでコトを済ませました。
急いではいましたが、一通りの体位はしっかりローテーションを組んでやりました。

これでこの女は俺のものになった。
男が征服感に浸っていると、やがて姫が目を覚ましました。
バカな男はお決まりどおり尋ねました。「ヨカッタ?」


姫は誰のものにもなりませんでした。なぜなら彼女が本当に愛していたのは、他ならぬ鏡に映る自分自身だったからです。
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