ある自殺した少女の詩/虎狼
る。
めっさ民謡ちっくな焼き芋屋さんが通った。
コブシきいてた。
「ほっくほくの お芋ですよぉ〜」ってトコが、
気持ち入れ過ぎててキモかったりする
車が水しぶきを上げながら、雨に濡れた道路を走り去ってく音が、
何故か切なく思えてきたり。
始まったばかりの冬の肌寒さ。
光の先、乾いた風の匂い。
少しだけ戻りたいよぅな、
二度と戻りたくないよぅな、
懐古主義。
少しは成長した気がする。
歪んだまま
囚われた空を見ながら。
簡単に始まり、簡単に終わる。
簡単に喜び、簡単に傷つく。
謝ってばかり。
誤ってばかり
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