水仙のうた/ミゼット
 
お前のために 歌っているよ

昼でも夜でも 街中でさえも

お前に恋しているのだ 私



お前を思って 名前を呼ぶよ

聞こえないのが 幸いだ

叫びすぎたら 喉が 裂けて

いつの間にやら 檻の中

それでも恋しているのだ 私



お前のことなど 忘れたよ

夢などとうに 見やしない

気づいてしまったのだ 私

お前に恋していたのだけれど

愛していたのは 自身だけ
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