ゆびわ/柚姫
いつからかはずされた指輪
あんなにも色々と探して決めた指輪を
それは
自分の本当の気持ち心にしまっておけなくなった頃から
大切にしまったはずの指輪を
傷だらけの変形してしまった指輪を
いつからかいつもはめるようになったのは
自分の心にもう嘘をつきたくないから
あなたへの想いは 宝箱に入れて深い海の底に・・・
でも 息が苦しくなっても 潜って
首にかけてた鍵で 宝箱開けてしまった
あなたへの想いは しまっておくことなど
はじめからできなかった
あの日雨が降ってた まるであなたが迎えにきてくれたかのように・・・
あなたの姿 みえなくても
走って逃げ出せばよかった
今すぐにでも
走って逃げ出したい
逃げるのではなく
ちゃんとあなたの元へ行きたい
もうこれ以上 この心に 嘘はつけない
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