俺が腰抜けと名乗る理由/腰抜け若鶏
 
自由が約束された時間
無限の彼方へ飛び出そうとしても立ちはだかる壁は
今日もしっかり大人達の威厳を守ってる
ちょっと前まで僕らを守ってくれてたのに
一体いつから僕らの敵に回ったんだ?

お前、そっから出てこいよ
真剣勝負しようぜ
今まで集めた大事にしてる宝物が
全部ただのゴミクズだって教えてやるよ

幻想という名の鎧で武装した僕を奴等が挑発する
あるいはそれは妄想という名前だったかもな
結構頑丈なのは知ってるが
奴等の強さは今までの比じゃない
臆病な僕はいつものように部屋の隅にコソコソ隠れる

いつもそうだ
ケリはつけたいが勝負する勇気がない
僕は腰抜け若鶏
座右の銘はヘタレ
口先ばっかの駄目なやつなんですよ
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