夜へのオマージュ/イオ
 




そろそろ
さああああああーーーっと
夜風が枝枝を撫でたなら
月の呼吸がしみわたる


独り言をいってご覧よ
それはすうーーーっと
夜の空気になじんで消えて行く





まだ、まだだよ
眠るのはすこし早い
まだ、これからなんだ






夜の空気はひんやりふわり
よーーーく目を凝らせば
小さな小さな草花の夢が
あちらこちらに漂っている


__ゆめってなあに


__まどろみがみせるどうわ







星は本当は知っている
誰に内緒にしたって

わたしのなかのわたしというしじんは
うた
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