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hiyoku
穴のあいた障子から夕日が真っ直ぐ
人は美しい
とか
綺麗なもの
に
流れて
惹かれて
弾かれる
暗い四つ角の隅で
そう 唄ってたり
だって 相変わらずあの子からの連絡はなくて
扉から舞い戻ってきた明るい声に 背中がチクリと
むやみに
涙も出ないから
深呼吸で茶化して
吸えない なんか
上手くないんだ
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