Never For Ever/クリ
本」
「でもなー、自殺を計るAIって、聞いたことないぞ」
「ウィルスだと思う。スキャンしても複雑過ぎて分からない」
「どうするんだよ、ちょっとは可哀想だろう。仮想とはいえ、感情もあるんだし」
「もう起動しない」
「…」
「すべてのファイルを削除する」
「後悔しないのか?」
「その方が、彼女のためでもある」
「…」
クリック。
『見た? 真っ青な顔してたわよ、彼』
『あのくらい驚かさなきゃだめよ。男って鈍感だから』
『AIのバージョンが古いんじゃないの。最新のやつ、これ?』
『あったりまえでしょっ。高かったのよ〜、お陰で金欠よ』
『ねぇ、コピーさせてよ』
『ダメだってば』
『ケチッ』
クリック。
…っていうストーリーはどうかな。もっとひとひねりする?
下のボタンをクリックすると、あなたは削除されます
戻る 編 削 Point(5)