二人の時間/空 春色
優しい笑顔で
頬を赤くして
あなたが話しかけてくる
ふざけて 笑わせようとして
おもしろい顔してみたり
「笑顔が好きだから」
いつだったか あなたがそう言ったのを思い出していた
お気に入りの歌を口ずさみながらはしゃぐあなたを
「かわいいな」って見ていた
「離したくない」って思った
抱きしめたくなる衝動を 抑えるのに必死だった
言葉にしてもいけないと思った
だって
あなたは 天邪鬼だから
もともと 素直じゃないあなただから
そんなふうに 無邪気にはしゃぐ姿は
めったにないから
ほんとはね
抱きしめるの通り越して
あなたにkissしたいんだ
ほんとはね・・・
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