二人の時間/空 春色
 
優しい笑顔で

頬を赤くして

あなたが話しかけてくる



ふざけて 笑わせようとして

おもしろい顔してみたり



「笑顔が好きだから」

いつだったか あなたがそう言ったのを思い出していた



お気に入りの歌を口ずさみながらはしゃぐあなたを

「かわいいな」って見ていた

「離したくない」って思った


抱きしめたくなる衝動を 抑えるのに必死だった

言葉にしてもいけないと思った

だって

あなたは 天邪鬼だから

もともと 素直じゃないあなただから


そんなふうに 無邪気にはしゃぐ姿は

めったにないから




ほんとはね

抱きしめるの通り越して

あなたにkissしたいんだ

ほんとはね・・・





戻る   Point(2)