スティーヴ・ゴッドの短くも幸福な人生〜神業とかみさんの日々〜/クリ
のどたキャンで幻と消えた頃と時を同じくする。
彼の謎の発言、「こんな視角の目を持ったことには感謝する。でも、見たいものが見えなくて、見たくないのに見てしまうってことも、あるのさ…」は、彼のかみさんの不倫を臭わせているものではないかと話題になった。
それもかみさんが存在していたとすればの話だが。
とにかく彼は、もたつくようになった。これはドラマーにとって死活問題だった。徐々に彼のドラミングは、聞かれなくなっていった。
ロック界ではポルカロのほうのスティーヴが事故でこの世を去り、素晴らしいドラミングはほぼ打ち込みサンプリングへと取って代わり、人間のドラマーは数えるほどしか存在しなくなっていっ
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