SとYと焼き鳥/
七尾きよし
遠くながめる梅の木の
色をのぞかすふくらみを
君にたとえるぼくがいる
冬の風雪に身をまかせるあなた
雪は自然でぼくは不自然で
罪悪感の有無が自然不自然の境目かとふと思う。
触れた瞬間に傷ついてしまうことを知っていて
時の流れに身をまかせて広がっていく
あなたの色をぼくはいとおしく見守るだけ
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