あいすべき,日常の/和歌こゆみ
 
朝ご飯はトーストにミルク
玄米入りのパンは かりかりに香ばしくて
気が付いたら4枚め
おなかがいっぱいで
よるを待てずにお昼寝
気持ちよくてあたたかくて
大切な人の夢を見たの
そういえば昨日の夜も
やっぱり綺麗な指をしていた
髪を撫でられたらいつも 崩れそうになるの

目が覚めてほんのすこしだけ
難しい本をよんでみた
あかるいうちにお出かけしようと思っていたのに
夕方と夜のあいだってどこなんだろう
まっくらな道をあるきながら
そんなことを考えてみる
途中で美味しそうなパンを買った

買い物かごを下げて
ぶらぶらとかえりみち
ああ 今日も終わってゆくわ

あしたからまた私
好きな人とごはんをたべて
苦手な人にもにこにこ笑って
昨日も明日もあさっても ずっと
そんな日常

愛すべき わたしのまいにち。





戻る   Point(1)