僕は嘘っこの汗をかいている(連詩)/便乗鴎
 
との
アバの
ダンシングクイーンが似合うね
また会おうよ
月の下ふたりきりで



 キャッチャー・イン・ザ・ライ

ホールデン
きみは最低なヤツだ
僕に
とかく似ている
だけど僕はきみのように
脱線した車両を、
川までほおっておく気は無い
しかしノスタルジアの
雨の
メリーゴーランドの傍らで
幸福を感じるなんて
酷いくらい
自奏琴(オルゴール)にかぶれる僕だ


ぶっ壊れるまで 
走り過ぎるまで
走り過ぎて 
自分で気づかないくらい
酷い嵐のなかで。
おとなの堤防を
軽々乗り越える
そしてボーイ・フライ・ハイ
灰(はい)に変わる
単語を手にする
ボーイは何かにとって変えられる


戻る   Point(1)