透明人間/りぃ
 
ただの欲張り、僕は何も失くしたくない

あの蒼空の色を忘れたくなくて叫ぶ
世界の果てでコンニチワなんて、言えない
露になるのは悲しい嘘で満ちた心臓
苦しいと叫ぶのはいつでも出来た
けれどそれを阻む何かはとてつもない

記憶が巡る速さを測定してよ。
自分ではもう分からない
7秒台までいってたら僕はもう帰って来れない
純粋でいたいと思うが故に失くすものに
何の躊躇も無い
もしそれが逆なら、純粋を放り投げて
適応組織を手に入れるなら

もうこの世界に僕は居ないと、
そう捉えてくれて構わない。

[グループ]
戻る   Point(1)