静かな海/
石川和広
ンを食べなさい」といった
それから、二人は黒い鳥になって、闇の中に消えた
最後にいつもの部屋で俺は、コタツに入って
うつらうつら考え込んでいると、まぶしい光が差し込み
いやに明るいのに惑いふらふらと立ち上がると
そこは繁華街の裏の路地でコケが生えて
二人がセックスしていた
俺はつまずいてつまずいて
どこへもいけないとおもうと起きた
静かな海に入って眠ろうと思う
そうすれば仕事どうするかの答えは出るだろう
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