平熱/
便乗鴎
不甲斐無い肩に
こどもはひとりも頼らない
高血圧が今ごろたたって
酷く火照ったり さみしくなるあなたに飽きたのだ
知っているよ こどもは
外の風に晒されつづけるあなたがあるとき、だめになるかもしれない
平熱がいいよ 一番望ましい
そらが覗くあみのめに編まれた揺りかご
今まだうとうと眠った僕に
かたい皮膚はいらない
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