白い夜/
LEO
降り続く雨が
肩を優しく包むから
あふれた涙が止らない
ひとしきり泣いたあと
涙のわけを考えたけれど
言葉にすることが出来なかった
それは
生まれたときから
始まっていたのかもしれない
何度も
物語の頁を捲る手を休めたから
意味を知ることが出来ないでいる
あしたは笑おうと書き足して
涙のわけ忘れたふりをしてきた
案外あなたもそうなのかもしれないね
あがった雨
かわりに月の光が肩を包んで
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