いまは貴方をおもう。/和歌こゆみ
 
おまもりみたいに
貴方の影をさがしてた
うつむいた横顔が 
あのひとに似ていたの

となりで眠る姿 無防備な寝息を
感じるだけでしあわせだと
そんな気持ちにさせてくれた
ありがとう

踏み込むほどつらくなると気付いていても
この想いだけで
ただそれだけで満たされる術を
私は見つけてしまったから
そのあやうさに囚われたまま
今日もまた扉をたたく
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