優しい空気/
 
吐き捨てられた 数々の言葉は
傷となり 痛みとなる
いくつもの傷は やがて結晶となり
心を凍えさせてゆく
いつまでも融けることなく・・・

貴方の奥に在る冷たい眼差しを
どうか隠さずに私へと向けて下さい
傷つけられても それで
貴方の傷が癒えるのなら構わないと想います・・・
私でいいのなら・・・

世界には優しさが溢れているのに
貴方の周りには存在しませんか?
ならば、私の心に在る温もりを
どうか感じて下さい
これ以上、貴方が傷つかぬよう
傍に居させて下さい
貴方の分の痛みを私が感じましょう

何も存在しない世界で一緒になりましょう
二人だけの空をずっと眺めていたい
守ってあげましょう・・・
そっと・・・
心から貴方を想う
特別なものは必要ありません 

今、この時を共に感じて生きてゆきたい
それが幸せという想いならば
いつまでも続いてゆくのでしょう 
貴方と二人
温かな空気の 温かな優しさのなかで・・・
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