今でも明日は/ブルース瀬戸内
輝くような明日が待っている
と
誰もが思わなくなったって
明日にしてみたら
たまには輝くのだから
輝きがいがないではないかと
愚痴をこぼす時代なのだ
と
昨日発見された
5000年前の石板に書かれているが
誰も解読できないでいる。
一応今日の学会では
古代人の夕食のメニューのようなもの
ということで落ち着いている。
夕食という表現をめぐって
マスコミは朝食あるいは昼食の存否論を展開している。
そういう時代なのだ。
今でも明日はたまに輝いている。
こんな日の翌日でも。
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