まだ見ぬ君へ、冬/大城 小町
 
散々と降り注ぐ陽射しの野辺

昼が過ぎ夜

深々と舞い落ちる雪の路上

カーテンの隙間には歪んだ月明かり

よどんだ空気に溶ける僕

夜行バスは何処へ行く

制限される事の自由

許された思想

垂直に寝る僕は

君の事なんか考えたり

眠れずにずっと考えたり

気付かずに落ちる夜明け

星屑の子守唄
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