降る夜、/捨て彦
 

そこで手の平が燃えている感じ
大したことのないいつもの路地で
わけのわからない奴らが大声でさけぶ
そういう滑稽さ




(いつも素直にやぶれていく)




おれは車がバックしているときも
ものすごい渾身の一撃が
どこかから飛んでこないかなとおもう












空気がつめたかった
(雪が降っている)


とても寒い
(綿をちぎったような)


戻る   Point(2)