降る夜、/
捨て彦
そこで手の平が燃えている感じ
大したことのないいつもの路地で
わけのわからない奴らが大声でさけぶ
そういう滑稽さ
(いつも素直にやぶれていく)
おれは車がバックしているときも
ものすごい渾身の一撃が
どこかから飛んでこないかなとおもう
空気がつめたかった
(雪が降っている)
とても寒い
(綿をちぎったような)
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