箱庭から見ていた/
りぃ
独りで生きてゆけない
依存でもない、それは箱庭
視界に広がる世界は無限に見える
眠って起きる毎日の繰り返し
何処から何処までが一日か
知らぬままに息をする
ああ、名を呼んで
痛いほどに
苦しいほどに
涙を落として
ここに在った筈の鼓動が
もう何処にも見当たらないでしょ
誰も居ない箱庭で
貴方はずっと泣いていて。
(泣かないことが弔いか、泣き続ける事が弔いか、それすら分からずにいる)
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