愛の症状別言語療法<書きコトバ篇>/藤原 実
話はほどほどにしないと朗読を食らわば皿までで、ついエスカレートし
てしまうものだ。頃合いを見計らって書き上げよう。リハビリには永瀬清子の「焔について」
に付き添ってもらう。あせって熱を入れすぎると「私の一瞥であなたの批評を止めさせたい」
と言われるかも。西脇順三郎院長のお許しがでたら「旅人かえらず」、と書き置きを残して書
き流す涙も拭わず人波を書き分け書き方に向かって書き出そうではないか!
1998/02/05 22:19
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