天使/こめ
 
ぼくはキミの七色の天使

キミが笑ってるときも悲しんでるときも

怒ってるときも泣いてるときも

ずっとずっとキミの隣にいた

人間はぼくのことを気付いていない

キミもぼくの存在をまだ知らない

ぼくはキミのために幸せを

必死に運んでるのにな

でもそれでもよかった

ぼくの翼がさびてもう

飛べなくなってしまったとき

ただ道路に座って排気ガスにまみれた

人混みをみていたぼくに一瞬だけきずいてくれた

ほんの一瞬だったけどキミは微笑んでくれた

だれも話したことがない

どれだけ幸せを運んでもきずいてくれなかったのに

初めて人のぬくもりがわかった

ぼくはキミの天使になるため

七色の翼をまた手に入れて

一生懸命キミをさがしやっと

キミの天使になれた

あれ以来キミはぼくを見たことがない

でもいいんだきみには見えなくても

ぼくはキミをずっと見守ってるよ

どんなことがあっても

ぼくは七色の翼でキミを包むから

安心してね


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