ホントの友達 第2話/★優輝
だろう。いつか裕也がこんなことをいってたような気がする。
「健太がうぜぇのよ。 なんか俺とか彩菜の悪口いいまくったり、秘密ばらしたり・・・」
健太は俺と同じクラスで、裕也とも同じクラス。彩菜と同じ塾だった。
裕也に相談したいことも、聞きたいことも山ほどあった。
このままあやとメールしていいのだろうか?
あやが傷ついていくのではないのだろうか?
だめだ。今はこれ以上考えられない。
あやと話せたことで頭が混乱しているのかもしれない。
被害妄想をふくらませすぎているのかもしれない。
とにかく今日は寝よう。
その夜夢を見た。
ほんとうにそうだとしたら、あやはもう誰にも癒せないのだろうか
目覚めた俺はそう思っていた。あやにどうたしかめたらいいんだろう。
とにかくまだ4時だ。もう一度ねよう。
その夢がホントウのことだとは、俺も信じることはできなかった。それなのに・・・・
つづく
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