乗車/こめ
んな何もかも見捨てた俺なのに
何故今頃帰らないと行けない
なぜそんなところに行く乗車券なんか持っているんだ
泣き崩れ止まってくれと叫んだが
鉄の塊は返事もなくはしっていた
すると突然光が差してきた
そこはに広がっている景色は俺の故郷だった
夕陽が優しく俺を包んでくれた
もうすぐ列車は誰もむかいにきていない駅に着く
俺はそこでまた人生をやり直す
また失敗するかもしれないけどもう覚悟を決めた
必ずせいこうすると自分に言い聞かせ
誰もいない駅で雄叫びをあげた
戻る 編 削 Point(1)