方角と風水(札幌人としての)/クリ
 
)はどうやら東西南北をほとんど意識しない。これに気づいたのは東京に来てまもなくのことだ。たとえば待ち合わせをしようと思って「新宿駅の南」「あの店の西側」と言っても通じないのだ。東京では、「○○の××寄り」という言い方が一般的だ。相対的なのだ。
僕自身ももちろんそういう相対的な位置把握はしている。しかし大本ではやはりいつも東西南北を頭において、そして考えている。これは僕の生き方とか仕事の仕方にも表れているような気がしてならない。常に全体像を認識していないと動けないのだ。何も説明されずに「あれやれ、これやれ」と言われると何もしたくなくなる。

札幌ではどうやって東西南北を把握していたかというと、
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