拳/
アマル・シャタカ
僕の心の奥底には
握り締めた拳が一つ
君の名前か
君の姿か
生まれる前からその中に
未だにその指一つでも
開いてみようと
したことはない
君が誰と知れぬまま
拳が開く
ことはない
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