Cafe Le Poete ♯3 〜クリスマス前夜〜/服部 剛
スを
仕事帰りに寄ったコンビニの銀行MTでおろし
通い慣れた近所のCafeで
クリスマス前夜に一人身のディナー
ふと 日中の仕事でいらついた場面を思い出し
(たいていはすぎてしまえばとるにたりないこと・・・)
と吐き出した人知れぬ煙の呟きを浮かべた目線の先に
カウンターに置かれた小さいクリスマスツリー
店内の白い壁に掛けられた額縁の中から
天使が奏でる横笛の音(ね)と共に
小さいもみの木を巡りながら七色に点滅する
夢のイルミネーション
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