マイム/
ソマリ
砕くのをやめたフォーチュンクッキーと崩れ始めた空の気配と
花束は伏せられていて未だ眠り止まない六月病の花嫁
泥棒も蛇も来ないと知る今もやさしくひびく夜の口笛
耳鳴りの(雨音)満ちるこの部屋に朝焼けだけが(羽音)訪れ
双生児或いは他人の君と居る/シンメトリーに傷付きながら
鳥影がさらさら触れて行くように少し遅れて手紙は届く
飛ぶことは泳ぐこと 手は柔らかく 目は開いても閉じたままでも
ゆっくりと手を離しゆくマイム・マイム怖がりのまま大人になった
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