た/奥津 強
本当だ
刀は 折ったんだ
そこから 国旗が 飛んでいったんだ
ジョニーが テレビの中で(た)
国旗を 広げたんだ
そこから えにも言われぬ(た)
天国が 現れたんだ
嫌われ者の 姥が
ジョニーを つれていったんだ
熱海へと(た)
僕は 見たんだ
島 へと つれていったんだ
だから(た)
遠い 空では(た)
た た た
走る 音は(た)
たで
覆い尽くされていた
僕は 嫌いなんだ
ジョニーが 先祖なんてさ(た)
世界は たで
囲まれている
から
た
は 嫌いなんだ
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