明けがたの物語/Orange Rain
 
ー。紹介できなかったみなさんごめんなさい!また来週もよろしく!
 それではまた来週、さようなりぃ〜バイバイ!」

    〜♪〜♪〜  ○○「ぼちぼちでんなぁ」  〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜

 答えが返ってきた・・。窓ガラスに映る自分のギョッとした顔がその証拠だ。
 イヤミタラッタラで書き撲った言葉を20代そこそこの若僧に軽〜くカワサレタ。

 彼等は大人だった。
 少なくとも三十路をうろつく私よりは、ずーっと。

 私はもう一度窓の外に目をやり、「ふんっ・・」っと鼻で笑った。

 大きく薄黄色の満月が 明け始めた空にぽっかり浮いている
 


 そろそろ時間らしい
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