冬の道/中音 涼
 
仕事終え帰りの道は暮れにけりああ冬来ぬと心しみじみ

暖かき風呂に我が身を浸らせば凍りし心溶かされてゆく

冬の星漆黒の闇ありてこそひときわ光るその天空に

静かなる夜独りいて目を瞑り心の中を見つめるは幸

漆黒の夜の帳が包む頃静に眠れ夢路楽しき

新たなる朝が生まれてくるならば我も生まれん新しき我

さあ行かんたとえ吹雪の日であれど我が信じる一本の道
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