オキナワ/
便乗鴎
沖縄ではすべてが誠実だ
海も
太陽も
ひとも
予定をたてて日々、動くんだった
一同がそんなこと
わすれたふうに。
そして
雨さえも、
ウチナーグチを
はなすくに
風が砂糖きびかすめるとき
ピー―ッ、という笛のねを
鳴らすくに
歌
踊りと
サンシンとぬくいゆらぎ
いつか
龍になる金魚たち。
淡水でない
澄んだ青へと生きるくに
海パンも何も
いらないのだよ、と
ニライ・カナイのこだまが伝え
裸足で歩こう
子どもになろう
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