詩の境界線(最終更新9/16.2008)/佐々宝砂
 
たいてい、二つ以上の成分(意味)をひとつの単語に押しこみ(ルイス・キャロル言うところの「かばん語」)、すでに存在している単語を合成して成り立つ。なので、「二つ以上の成分」という言葉で逃げてみた。

詩は、ふたつ以上の意味が衝突してきしむところに生まれるのではないかと思う。

このへん深く追求すると、テキスト論とか記号論とかゆーものに首をつっこまなきゃならない(すでに首をつっこみかけているが)。そうなると説明がめんどくさくなるし、専門用語も使わねばならなくなるので、私の主義に反する。というわけで、基本的で単純な「詩の必要条件」については、これでいちおうおわり。
(2004.1/18.17:
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