詩の境界線(最終更新9/16.2008)/佐々宝砂
2002年に詩人ギルドレビュウに発表した文章をもとに、雑談スレでの「詩の定義」議論に、私なりのレスポンスをしたい。下の文章は、あちこちの詩の掲示板で何かと問題にされることの多い「詩の定義」議論に私なりの結論を出したものであって、発表当時、「これに何かつけくわえることはあっても根本的なものはもう絶対に変更してやらない、以後詩の定義について問われたらこれをコピペして済ませる」と決意したので、そのときの決意通りに変更しないでコピペする。
*** ここより ***
散文と詩の境は、考えれば考えるほど曖昧になる。詩には思想があるとか、行分けすれば詩だとか、メタファなどレトリックが駆使され
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