瘡蓋/蛙の子
いつだって 嫌な顔ひとつせず 私の話を聞いてくれて
私が勝手な態度を取っても 必ず優しく怒ってくれて
泣きたくて泣きたくて 辛い夜も タイミングよく 連絡くれたり
貴方がいないと 私駄目になってたね。
貴方には本当に感謝してるんだ。
でも 気がつくと 私は私のことばかりで。
貴方の小さな変化に 気付いてあげられなかった。
愚痴をこぼすのは 私ばっかりだったから
貴方がこんなに苦しんでるなんて 思ってもみなかった。
私がとても心配なのは
貴方は悩みを一人で抱え込んでしまう人だから 一人で泣いてるんじゃないかという事。
痛みなら 私も一緒に受けるから 涙なら一緒に流してあげるから。
私を助けてくれたように 私も貴方を助けたい。
貴方ほどに行かなくても 私の全てで貴方を守りたい。
言葉が見つからないならそれでいい。
八つ当たりしたいならすればいい。
私はどんな貴方も受け止めるから。
だから お願い
私に見えない傷で 傷つかないで。
戻る 編 削 Point(2)