きみをみまう朝/
草野大悟
きみをみまう朝は
なんどもなんども顔を洗い
なんどもなんども歯磨きをし
ぼくのもっている
とびっきりの青空を
つれていこう
あののびやかな笑顔が
もどってくるように
すべてのものに
祈りをささげながら
にわに咲いた
冬のひまわりも
いっしょにつれてゆこう
きみをみまう朝
とおく鳥がとんでいる
戻る
編
削
Point
(5)