そこに詩がありて/みしま
 


渇ききる死を待ちて
その時を待ち焦がれるかのような
今と言う傾倒に生きられるのだ

詩人はそれを知るのみ

始まりと終わり無き物に
永遠を歩く者に
命は与えられず

詩人はそれを知るのみ

(山奥では人知れず罪人か)

あぁだから
村人に追いたてられゆくとも
私はこの詩に終いをつける

この詩を
生あるものにする為に

この死を
生とあるがものにする為に
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