鈴が鳴るのです/
秋月 笑
鈴が鳴るのです
わたしの胸の奥で
どうしようもなく 鈴が・・・
あまりにも澄んだ音で
子供の声ような音で
鈴が鳴るのです
寝ても覚めても何をしていてもずっと
どうしようもなく 鈴が・・・
苦しいほど悲しい
涙が出そうなほど切ない
美しいまでの儚さで
あなたを求めて鳴るのです
聞こえないふりをしても
気づかないふりをしても
鈴が鳴るのです 今やっと、
音が 気持ちが
あなたに届いていないと 知ったように
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