秋日/
umineko
夜が明けると
私たちに
秋がやってきた
その意味が
私には
ようやくわかる
木々が実を宿し
さよならの準備をする
鳥たちが
それをついばむ
私たちは
あと
どれくらいなんだろう
屋上から見渡す街は
あと何度
私たちを迎えるだろう
サイレンが
クラクションが
白い街を包んでゆくよ
私は
大きく手を振った
明日をひらく
私に
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