夜風/暗闇れもん
 
木々が手放した年老いた葉と共に
寂しい気持ちを夜は夜風にのせて連れて来る
街頭が照らす暗い道を駆け足で逃げても
冬が手足に冷たい息を吹きかける
逃げ込んだ扉の向こう
君が温かな体温をくれる
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